5月24日トナカイ ニューフェイス・ガラコンサート
わたしはもうニュー・フェイスじゃないんですよね。あたりまえか(笑)ということで、5月24日トナカイのニューフェイス・ガラコンサートは若いお2人の歌手、ソプラノ・リリコの平田 由希さん、バリトンの野村 光洋くんの紹介ステージでお手伝いをさせていただきました。テノールの青地 英幸さんと私が助演という形でサポートに入りましたが、MCなどのほとんどのサポートは青地さんがしてくれました。私はほとんど何の役にも立っていなくてごめんなさい。リハーサルの様子がトナカイのHPに載っていますが、 本番の時の写真もそのうちアップされるでしょう。
http://www.opera.co.jp/news_24.html#news_24
トナカイは通常ステージは3人体制なので、リゴレットの4重唱などはふつうレパートリーに入りません。私はこの曲はたぶん二期会の研修生だったとき以来歌ったことがなくて、歌詞がちゃんと入っているかとても心配でした。重ねて言えば蝶々さんの二重唱も、セヴィラの二重唱もひさしぶりだったので、同じくらいどきどきしました。コジ・ファン・トゥッテに関しては何度も何度も歌っているので歌詞なんてちっとも心配じゃないのですが、そうすると重唱だけじゃなくてシーンでできたらいいなぁなどと思いましたが、それでも美しい重唱ばかりを取り出して演奏するのは良いものです。
リサイタルの合わせも回を重ねています。
スペイン歌曲のレッスンにはやはり伺って良かったです。この舞曲がどういうリズムのものなのか、スペインの市場はどんな雰囲気なのか、ジプシーのメンタリティはどうなのか、などなどということは、その空気の中に長くいらした方に伺うと非常に説得力があります。
「このブレリアスのリズムのなかで、アクセントはゴルペだと思って。」
ブレリアスというのはフラメンコの音楽のひとつで、私もフラメンコを習っていたことのある短い期間にその言葉を聞いたことはあるのですが(笑)サパテアード(踊りながら足で打つリズムのことです)をさっぱり覚えてないので、ほとんど役に立たないアドバイスだったかもしれませんが…。
フラメンコのサパテアードには何種類かあるのですが、「ゴルペ」というのはかかとを使って足の裏全体で床を叩くことを言います。フラメンコの靴には裏にくぎが打ってあり、強く足を打つととても強い音がします。強い絶望などをあらわすのにとても効果的です。もちろん、フラメンコは絶望だけを踊るわけではありませんが。
たとえば私は音楽をやっているし、また語学も少し勉強していますが、音楽や語学などを極めようと思うなら、その文化のすべてを知らないと完璧にはなれないのでしょう。ということになると、すべてを完璧にすることはほとんど不可能なのですが、「完璧」ではなくても、私の理解した世界、私の感じた世界を歌いたいと思うし、そのことにも意味があると信じて努力したいと思います。なにしろ美しい詩と歌を歌えることは幸せなことです。










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