2012年5月25日 (金)

5月24日トナカイ ニューフェイス・ガラコンサート

わたしはもうニュー・フェイスじゃないんですよね。あたりまえか(笑)ということで、524日トナカイのニューフェイス・ガラコンサートは若いお2人の歌手、ソプラノ・リリコの平田 由希さん、バリトンの野村 光洋くんの紹介ステージでお手伝いをさせていただきました。テノールの青地 英幸さんと私が助演という形でサポートに入りましたが、MCなどのほとんどのサポートは青地さんがしてくれました。私はほとんど何の役にも立っていなくてごめんなさい。リハーサルの様子がトナカイのHPに載っていますが、 本番の時の写真もそのうちアップされるでしょう。

http://www.opera.co.jp/news_24.html#news_24

トナカイは通常ステージは3人体制なので、リゴレットの4重唱などはふつうレパートリーに入りません。私はこの曲はたぶん二期会の研修生だったとき以来歌ったことがなくて、歌詞がちゃんと入っているかとても心配でした。重ねて言えば蝶々さんの二重唱も、セヴィラの二重唱もひさしぶりだったので、同じくらいどきどきしました。コジ・ファン・トゥッテに関しては何度も何度も歌っているので歌詞なんてちっとも心配じゃないのですが、そうすると重唱だけじゃなくてシーンでできたらいいなぁなどと思いましたが、それでも美しい重唱ばかりを取り出して演奏するのは良いものです。 


リサイタルの合わせも回を重ねています。

スペイン歌曲のレッスンにはやはり伺って良かったです。この舞曲がどういうリズムのものなのか、スペインの市場はどんな雰囲気なのか、ジプシーのメンタリティはどうなのか、などなどということは、その空気の中に長くいらした方に伺うと非常に説得力があります。

「このブレリアスのリズムのなかで、アクセントはゴルペだと思って。」

ブレリアスというのはフラメンコの音楽のひとつで、私もフラメンコを習っていたことのある短い期間にその言葉を聞いたことはあるのですが(笑)サパテアード(踊りながら足で打つリズムのことです)をさっぱり覚えてないので、ほとんど役に立たないアドバイスだったかもしれませんが…。

フラメンコのサパテアードには何種類かあるのですが、「ゴルペ」というのはかかとを使って足の裏全体で床を叩くことを言います。フラメンコの靴には裏にくぎが打ってあり、強く足を打つととても強い音がします。強い絶望などをあらわすのにとても効果的です。もちろん、フラメンコは絶望だけを踊るわけではありませんが。


たとえば私は音楽をやっているし、また語学も少し勉強していますが、音楽や語学などを極めようと思うなら、その文化のすべてを知らないと完璧にはなれないのでしょう。ということになると、すべてを完璧にすることはほとんど不可能なのですが、「完璧」ではなくても、私の理解した世界、私の感じた世界を歌いたいと思うし、そのことにも意味があると信じて努力したいと思います。なにしろ美しい詩と歌を歌えることは幸せなことです。

2012年5月14日 (月)

2012年6月6日(水) ジョイントリサイタル②

さてお待たせいたしました!

大井哲也&田村由貴絵 ジョイントリサイタル②を行います!


201266日(水) 1830開場 1900開演 大泉学園ゆめりあホール
入場料3,000円(前売り2,500円)

ブラームス  ドイツ民謡集(二重唱)

ファリャ  七つのスペイン民謡

グリーグ 君を愛す
シューマン 献呈
フォーレ 夢のあとに
ララ  グラナダ  
その他

ピアニストさんと合わせを重ねながら現在鋭意準備&勉強中です。


ブラームスが民謡を集めていたのはドイツ歌曲をしている者には有名で、この二重唱曲集も知る人ぞ知る曲集だったみたいです。私たちはこれはたまたまドイツの楽譜やさんで見つけたのですが、単純で美しい旋律がとても素敵です。悲しげなメロディは、どこにもなにも書いていなくても実は聖書の物語を下敷きにしていたり、恋のお話は身分差の表れている18世紀の社会を反映していたりして、素朴ながらとても興味深いナンバーです。


ファリャもやはり題名に民謡とついていますが、素朴な恋の歌、子守唄、嘆きの歌など、スペイン的なパッションのある音楽と言葉とのマッチが素晴らしいです。


他にも素晴らしい曲を取りそろえて準備しています。たくさんのお客様に来て頂けると嬉しいです。ご興味がありましたら、ぜひご連絡ください。よろしくお願いいたします!

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2012年4月30日 (月)

スペイン語

ひさしぶりにスペイン語の辞書をひいた。スペイン語の初等文法は藝大の3年生の時に履修した。藝大の当時の課程としては、声楽科はイタリア語、ドイツ語、フランス語のうち2科目を履修しなければならず、他の言語は自由選択だったと思う。わたしはフランス語は初級を履修する必要がなかったので、主要な語学はドイツ語とイタリア語で選択したけれど、大学にいる間は開講されていればいろいろな言葉を好きなだけ勉強できるので、歌手としてはほかのさまざまな言語にも興味があって、3年生の新学期にはスペイン語とロシア語の授業に出席してみた。


メゾソプラノとしてはロシア語も欠かせない言語だと思ったのだけど、最初の授業に出席して、やっぱりドイツ語とイタリア語とフランス語と並行してキリル文字を全部覚え、これだけの格変化とか複雑な発音などをマスターするのは無理そうだ、と思ってこの時はロシア語は最初の授業に出ただけで断念し、ロシア語はいつかもう一度勉強することにして、この年は新しく始める言葉はスペイン語だけにしようと決めたのだった。


藝大時代にはスペイン歌曲の授業もとったのだけど、あれは学部生の時だったのか、大学院生の時だったのかすっかり忘れてしまった。良く覚えているのはとにかくその授業でパエリア・パーティーをしたことだ。スペイン歌曲がご専門の服部先生がお持ちのパエリア鍋でこだわりのパエリアをつくる。サングリアを初めて飲んだのもこの時だったけど、なんておいしいものだろうと感心したものだ。ご存じない方のために説明するとサングリアというのはスペイン由来のワインのカクテルなんだけど、赤ワインにフレッシュな果実(オレンジやグレープフルーツやレモン?)などをたっぷり入れてつくるのですが、これが大層美味だったこと!肝心のスペイン歌曲の記憶はあまり残っていないのですけどね。


それでひさしぶりにスペイン語の辞書を出してきて何を調べたかというと、ファリャ作曲『七つのスペイン民謡』の歌詞を調べたのです。いつか歌いたいと思って買ってある楽譜たちがいくつもあるのですが、これもそのうちのひとつでした。ドイツにいたときには、周りにスペイン語を母国語にしている友達が結構ごろごろいたので、「いまのうちに」とおもって発音についてひそかに聞いてもらったりしていました。そんなわけで近日中に歌うために、すぺての単語についてきちんと勉強しようと思ったのです。


スペイン語は、イタリア語やフランス語となまじ似ているのでたとえばtuという言葉を見るとつい人称代名詞のつもりで読んでしまって、前置詞句なのにおかしいな~~、などとしばらく考えてから、あ!これ所有形容詞じゃん(笑)!、などということにしばしばなったりするのですが、この歌には全体的にはそれほど難しい表現が出てこないので、たぶん読めているような。でも間違えているといけないので、学生時代に習った懐かしい服部先生にレッスンを受けに行くことにしました。


詩も音楽もそれぞれ芸術ですが、それぞれの芸術であるときと、それらが組み合わさって歌になった時では、私にとってはまったく違ったものになります。複数の物質が化学変化によってまったく別のより安定的な物質へと化合するように(笑)、詩が歌として作曲されたときには、言葉だけであった時、音楽だけであった時とは全くべつの芸術へと変化します。そしてその歌を理解するために、言葉を言葉として独立して勉強することは大切なことです。


学生時代にとったスペイン歌曲の授業ではapoyar primera(アポジャール・プリメーラ)という技法がとても印象的でした。スペイン歌曲ではある小節の一拍めに重心を乗せますが、その拍は強いだけではなく時間も長くとらなければなりません。このリズム感がとてもスペイン的な何かを感じさせます。


Apoyar
(アポジャール)という言葉はイタリア語のappoggiatura (アッポッジャトゥーラ)とかappoggio(アッポッジョ)という言葉を思い出させます。スタイルというのはすべてではないと思うけれど、やはり知っていること、理解していることは大切だと思うし、どんな文章にも、音楽にも文脈(コンテクスト)というものはあると思うので、やはり楽譜だけを見ているだけでは少し足りないと思うのです。もちろん、楽譜が一番大切な情報源なのですが。


言葉と音楽についてはいろいろ思うところがあるのですが、長くなったので今日はこの辺で。ゴールデンウィークの後半は東京地方はお天気が悪くなってしまいましたが、皆さまそれぞれにすてきな休日をお過ごしくださいね!

2012年4月24日 (火)

4月23日 トナカイ

そして423日にはトナカイの出演。

昨日のステージの共演は、コロラトゥーラ・ソプラノの中島寿美枝さん、テノーレ・リリコの川久保博史さん、歌い手系ピアニストの(笑)神保道子ちゃんでした!

わたしが歌った曲だけ、自分の記録のために書いておきます。

1ステージ

三好達治 詩  中田喜直  作曲  「たんぽぽ」
モーツァルト 作曲 『フィガロの結婚』より 手紙の2重唱


2ステージ

パーセル 作曲 『ダイドーとイーニアス』より ダイドーのアリア わたしが土に横たわる時
ヴェルディ 作曲 『椿姫』より 2重唱 パリを離れて で、一言だけアンニーナ(笑)


3ステージ

リヒャルト・シュトラウス 作曲 「明日」


イタリアーノの熱い歌を歌われたお2人の間で静かな曲が多かった感じでしたが…パリアッチの「衣裳をつけろ」を伴奏しながら号泣してしまった神保ちゃんの、また歌を歌う美しいピアノの音色に支えられて、歌曲も気持ち良く歌うことができました!


そうですよね、ヴェリズモオペラと、バロックのレパートリーとドイツリートと、歌手だったら同じ日に本番で歌うのは、喉の健康のためには難しいかもしれません。ピアニストさんは楽器が体の外にありますけど、それでもメンタルとしてはきっと大変ですよね!神保ちゃん、お疲れ様!!


次回のトナカイは5月24日の、新人紹介企画です。若手を紹介する企画ステージですが、私も初めて共演するお2人。これも楽しみにしています。

師匠のパーティ!

伊原直子先生がこの春で東京藝術大学を退官なさった。319日には藝大の奏楽堂で退任記念コンサートが開催され、421日には門下生主催の記念パーティが行われた。


先生は藝大で合わせて30年間教えられたそうだ。だから第1期生から最後の門下生まではだいたい30歳くらいの開きがある。その中でわたしはどのあたりに位置するのだろう。わたしも学部の4年間、それから大学院に在籍した3年間の計7年間、伊原クラスにお世話になった。


パーティ主催を担当した門下生が、それらのたくさんの門下生と連絡をとり合い、先生への記念品を作成した。たくさんの門下生から集めた、30年間にわたる想い出の写真集!パーティー会場ではそれらの写真をプロジェクターでスライドショーにして流し、デジタルフォトフレームとメッセージともにプレゼント。アイデアです。それからそれらの写真集を素材にモザイクで先生のプロフィール写真を作り、ジグソーパズルとなったものも合わせてプレゼント!この記念品を考えた人はほんとうにアイデアがあると思いました。

先生が手に持っていらっしゃる写真、これが先生と門下生とのたくさんの写真の集合体でできていて、しかもジグソーパズルになってるんです!近づいてよく見ると、たくさんの小さな写真たちが見えます!そんなものが作れる時代になりましたよねーーー。


門下の先輩方や後輩たちにもひさしぶりに会って旧交をあたためました。こういう会を主催するのは大変だけど、参加するのは楽しいですね。「次回」があるなら、私も少しはお手伝いをしなければ。


そして
先生、いつまでもお元気でいらしてください!!

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2012年4月12日 (木)

東京・春・音楽祭『タンホイザー』

201245日、8日の東京・春・音楽祭の『タンホイザー』には東京オペラシンガーズのメンバーとして出演しました。

以前、東京のオペラの森、というプロダクションで、やはり春に東京文化会館で『タンホイザー』を上演したことがありました。当時”nomori”のプロダクションは小澤征爾先生が指揮をなさって、この時のタンホイザーはカーセンの演出でした。騎士たちは画家という設定て、歌合戦はギャラリーで行われる、という設定でした。私たち合唱団はギャラリーの招待客のお金持ちという設定でしたから、衣裳はブランドのワンピースやスーツを用意してくれたのを思い出しますが、今年の『タンホイザー』はコンサート形式なので、自前の黒い衣裳を来て、文化会館のベンチで座って待ち、立って歌っただけでした。

タイトルロールは「のもり」の時と同じステファン・グールドさん。相変わらずの巨体でした。ヘルマンはLandgrafという肩書きなのだけど、日本語訳は方伯というらしい。Herzog(公爵)とGraf(伯爵)の間の位と辞書には書いてあるのだけど、辞書に方伯とあるからには、歴史的には方伯という以外に正しい訳語はないのでしょう。つまりその土地の領主さまなのですが、この領主さまヘルマンは、先月ミュンヘンの『ワルキューレ』でフンディングを聞かせてくれたアイン・アンガーさんでした。

エリーザベトのペトラ=マリア・シュニッツァーさんはオーストリア出身の歌手らしいけど、上手だと思いました。ワーグナー作品だけあって、私たち日本人と並ぶと驚くような巨体の方が多くて、そんなところも感心しました。

さて合唱の出番は少ないのでオペラ上演にすれば出演部分は多くはないのですが、コンサート形式だったために、出演する幕では、幕の間中ずっと舞台上のベンチで待機しなければならなかったので、実は演出がついているときよりも大変でした。オーケストラピットに入って隠れてしまっている人はきっとある程度自由に動けるのでしょうけれども、ひな壇に並んでいる私たちはお行儀よくしていることを要求されましたので、少し大変でした。

関取の把瑠都はヘルマンのアイン・アンガーさんと同郷らしくて、終演後舞台裏にいらしていました。私たちの仲間がみんなでこぞって写真を撮っていました。把瑠都とアンガーさんとグールドさんの3人の巨体が並ぶと、周りの人たちがとても小さく見えましたよ。

2012年3月25日 (日)

3月22日 トナカイ

さて、312日に帰国しました。午前中に成田空港に到着しましたが、その日の午後に現代もののオペラのお稽古がありました。

私は微分音は初体験で、それに「無調」というものには全く馴染みがないので、譜読みもどうしたらいいかわからないくらいだったので、実質ほとんど手つかずで稽古に出てしまったのですが、稽古に出てみたら他の歌手の方たちが素晴らしく歌っていらしたのと、特にタイトルロールの宮本益光さんは、私には完璧としか思えない歌唱をしていらしたので、まったく圧倒されてたじたじになりました。

とりあえず4分の1音、4分の3音はとなりの半音に寄せて音を取っておいて後で調節したらとか、まず言葉とリズムだけしっかり取っておいて後から音を当てはめたらという、よく考えたら当然のアドバイスを頂いて、はじめの一歩のオリエンテーションを頂いた、という形になってしまいました。そうですよね、「わかるところから始めないと一歩も進めない」なんて、考えればわかることなのに、まったく何もできなかったなんて、まぁ何も考えてなかったということだ、と思って凹みましたが、本番まではまだ半年くらいあるので、恥ずかしくないように勉強しておかなければ、と思いを新たにした次第です。

そしてオペラサロントナカイの3月の出演も終了しました!3月の出演は22日、あいにくの雨でしたが、たくさんのお客様にいらして頂きました。どうもありがとうございました。

共演はソプラノの寺田千絵美ちゃん、バスの斉木健司さん、ピアノは岡田真歩さん。歌手のお二人とはドイツにいる間から重唱曲を相談して、斉木さんとは千絵美ちゃんと合わせて『コジ・ファン・トゥッテ』の3重唱、千絵美ちゃんとは『カプレーティとモンテッキ』の2重唱をしようと打ち合わせてありました。ベッリーニは曲が長いのでトナカイの通常ステージでは寸法的に心配でしたが、時間はオーバーだったけど、なんとかなったような。とにかく、久しぶりにロメオが歌えて楽しかったです。

当日私が歌った曲は以下の通りでした。



1ステージ

リヒャルト・シュトラウス「献呈Zueignung

リヒャルト・シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』より

作曲家のアリア 仲直りしましょう! Sein wir wieder gut.


2ステージ

ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より

ロメオのアリア もしもロメオが戦いであなたの息子を殺したとしても。Lieti in dolce incarco   Se Romeo tuccise un figlio

ロメオとジュリエットの2重唱 「ああ、僕のジュリエット!」「ああ!ロメオ!」 “Ah, mia Giulietta! Ah! Romeo


3ステージ

マスネ『ウェルテル』より シャルロットの手紙のアリア 

ウェルテル…誰が知っていたでしょうか。Werther, qui maurait dit la place

モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」より 三重唱
風はやさしく Soave sia il vento




4月の出演日は23()です。今度はなんの重唱曲をしようかな。また良い曲を探して歌いたいと思います。

2012年3月 7日 (水)

日記

通り過ぎた時間を網羅しているととても長くなってしまうので、近場のあたりを書きます。

31日、2日はコブレンツKoblenzにお住まいの指揮者、増田さんご夫妻のところに遊びに行きました。ほんとうにただ遊びに行ったのですが、たくさんお話をさせて頂いてとても面白かったです。

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お宅にお邪魔すると増田さんがご自身でスパゲッティを作ってくれました。いまお気に入りのパスタがあるそうです。太めの麺で、もちもちしてて、少し生パスタ風でした。それからイタリアから御用達のドライトマト、オレガノとバルサミコ、パセリを入れてオリーブ油に浸けていらっしゃるそうです。このドライトマトとフレッシュトマトのドッピオ・ポモドーロ(という名前じゃないと思うけど)のスパゲッティはとても美味でした。You are what you eat.と言いますけど、やっぱり美味しいものを頂くことは大切なことだと思いますしそれに、とても美味しいものを思いついたときにすぐにつくれる技術というのはあらまほしき才能ではないでしょうか。



翌2日には有名なローレライの岩まで連れて行ってくれました。シーズンオフなのでフェリーもあまり走っていませんが、ライン川の流れは早くて、古の時代にたくさんの船が遭難したことも想像に難くありません。というか、つい最近も沈んだ船があるそうです。中洲のローレライの像のそばには、よく交通事故現場にあるように、花と蝋燭と遺影のような写真が飾ってありました。

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私は上の像の真似をしたつもりでしたが、首の向きが反対になってしまいました。うーん…だれか駄目出ししてくれればいいのに!


また4
日は語学学校で知り合ったイタリア人夫妻FrancescoSimonaの家に呼ばれてパスタ・パーティでした。語学学校の友達など合わせて10人くらいが来て、みんなで喋る、喋る、飲む、食べる!いろいろな国籍の人たちがいるので共通語はドイツ語ですが、イタリア人率が高かったので、イタリア語もたくさん流れました。もうちょっとイタリア語がよくできたらなぁ…とこういうときに思います。イタリア語とフランス語は、遠くない将来にまた勉強したいと思うけれど…そのうちにやろう、と思っているうちは、いつまでも始められないんですよね…!



そして5日はミュンヘンでお世話になっている浦野実成さんのお宅でシュウマイ・パーティ!1キロの豚肉を使ってシュウマイを作り、4人で完食しました!私はサラダ担当だったので、ごま油とナンプラーをベースに偽中華風ドレッシングを作成しました。でもシュウマイの味はひさしぶりで美味しかったです。でも、4人で1キロのお肉は食べすぎでしょうね。



食後は、以前テレビで放送されたらしい、カラヤン指揮のヴェルディのレクイエムの録画をみんなで見ました。ソプラノがレオンタイン・プライス、メゾがフィオレンツァ・コッソット、テノールがまだひげを生やしていない頃のルチャーノ・パヴァロッティ、バスがニコライ・ギャウロフという豪華メンバーでした。会場はミラノのスカラ座でした。ソリストはスーパー素晴らしく、録画の仕方はとてもわざとらしくてカラヤン風なところも時代を感じさせました。オケもバラバラなところがあり、合唱の声も押し気味で良くないところもあったのですが、すべて時代の趣味なのでしょうか。しかしこんなソリストでもう一度生のベルレクが聴けけたら素晴らしいことです。
そしていまだったら、もっと臨場感のある映像を撮ってくれるでしょうけれども…。


雑な日記になりましたが、こんな具合でバタバタと元気に過ごしています。あともうすぐで帰国です。帰るのは、すこしさびしい気がします。


2012年2月22日 (水)

とげとげ

9月に歌うはずの現代ものオペラの打ち込み音源が届いたが、ますます不安がつのった。音が取れないというよりも、どちらかというと音楽的に理解できないという方向だ。あと半年で、身近なものになるだろうか。うーん。


さて、322日のトナカイの曲目も共演者と一緒に曲目を決めつつあります。まず『カプレーティとモンテッキ』の二重唱を歌おうかな、と思っています。研修所以来歌っていないので、練習しなおさなければ。結構大曲ですね。ひさしぶりのベッリーニでもあるし、頑張って準備します。


そういえば、ミュンヘンはずいぶん暖かくなって、ほとんど雪が融けちゃったんです。あんなに積もってたのにもうほとんどアスファルトが顔を出しましたが、今日は外に出てみると、木の枝が白くなっています。樹氷なのかな、と思って近づくと、はたして氷がくっついてとげの様になっていました。昨日までの暖かい空気に含まれた水蒸気が凍ってくっついたものでしょうか。

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広場の芝生にたまった雪解け水の水たまりはまたガチガチに凍って、踏んでもびくともしませんでした。数日来の高い気温で融けたり蒸発したりした水分がいっぺんに凍ったんでしょうね。しかしその結晶の現れ方は、なかなか不思議な気がします。水の分子構造とか、重力とかを含めた、いろんなことが関係してできる造形なのでしょう。


そういえば先週小旅行に行った先で、ガラス窓にきれいな花のような模様が見えましたが、それはEisblumen(氷の花)だというのです。とても寒い時にガラス窓につく氷の結晶が、まるで花のような形に現れたものだそうですが、ガラスを削って作った彫刻なんじゃないかと思うほど、ほんとうに絵のようでした。彫刻なのか、自然のものなのか、しげしげ見ていたら、レストランのおばさんがそのように教えてくれたのでした。ガラスと同じ色なので、私のカメラではうまく写真が撮れなかったのですが、北国にいらした方はぜひご覧になってみてください。


雪が凍ったり融けたりということは今は0℃を行ったり来たりしているくらいでしょう。東京でこの寒さだととても寒いのでしょうが、慣れなのでしょうか、随分暖かくなったなぁ、という思いで、あまり寒く感じません。


今日はカーニバルの火曜日で、スーパーも午後はしまってるよ、と聞いたので頑張って午前中にお買い物に行きましたが、近所のスーパーは20時まで開店していると貼り紙がしてありました。


カーニバルが過ぎると四旬節ですね。だんだん春が近づいてきます。

2012年2月 7日 (火)

ミュンヘンではしばらく良いお天気が続きましたが、とうとう雪が降ってきました。でもとても細かい粉雪。スキーをする人にはたまらないでしょうね! 少し雪の積もった町並みはとても美しいです。


ミュンヘンの交通公共機関ですが、普通の街のように鉄道やバスやタクシーが使えます。このうち市内の鉄道はUバーンとSバーンに分かれています。アイスバーン(氷でつるつるになった道)とかアウトバーンAutobahn(高速自動車道路)というようにバーンBahnというのは道のことです。鉄道はアイゼンバーンEisenbahnといって文字通り「鉄の道」ですが、「鉄道」という言葉の方がアイゼンバーンの翻訳なのでしょうね。


ということでUバーンはUntergrundbahnで「地下鉄」、SバーンはSchnellbahnまたはStadtbahnで都市高速鉄道の略なのですが、とにかく市内から郊外に電車で出るときはSバーンを使うことになっています。


東京都内から郊外に向かう電車っていうと中央線とか、埼京線とか、東海道線とかそういう感じでしょうか。ミュンヘンのSバーンは2012年現在ではS1からS7まであって、それぞれ20分に1本、つまり1時間に3本のペースで走っています。この本数がすでに少ないのですが、雪が降ったりすると、なぜかこのSバーンが容赦なく遅れます。


「お知らせします。1012分発のS1東駅行きの電車は35分遅れで到着予定です。繰り返します…」このお知らせがホームに普通のように流れるんですよね。-15℃くらいのホーム(屋外)で30分も40分も待っているとちょっと切ないです。またしばらくあとに流れるアナウンスではこの遅延時間が長くなったり短くなったりして、アナウンスもそれほどあてになりません。まぁ、そのうち来るんだろうな、という気になってきます。そもそも普通に氷点下になって雪が当たり前に降る街の電車が、なんでこんなに雪に弱いんでしょう(涙)不思議です。


でも雪が降り始めて、最高気温は少し上がったようです。+5℃くらいの気温になると「今日は暖かいね」とか言っているドイツ人の気持ちが最近だんだんわかるようになってきました(笑)

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雪の風景ではありませんが、まだ晴れていたころの市庁舎前の広場です。観光ガイドブックにはたぶん必ず乗っている新市庁舎ですね。市庁舎っていうのは市役所のことですよね。こんな建物が市役所だなんて、洒落てますよね。

Rathaus_3

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