トナカイ

2012年7月19日 (木)

7月17日のトナカイの周辺

今週は合唱週間になってしまいました。なつかしの夏休みの合宿みたいな感じです。


月・水・木は母校の都立国立高校音楽部の練習に行きました。来週はNコン(NHK合唱コンクール)の地区予選があります。音楽部は例年夏休みには合宿に行って集中練習をしてコンクールにのぞむのですが、今年はコンクールの日程と合宿の日程が重なる恐れがあったので、学校で集中練習をすることになりました。


国高音楽部では練習は学生指揮者のみが行い、顧問の先生に指導をしてもらうことは基本的にありません。そして卒業した先輩たちから時々教えてもらって、本番は自分たちだけの力で乗りきる、というのがたぶんずっと昔からの伝統なのです。私が現役の高校生だった時にはOB/OGの先輩たちに教えて頂いたように、卒業生となってからも現役の練習に顔を出して、アドバイスをするのが恒例になりました。


仕事として合唱指導に行くのとは違って、私は卒業生として、同じグループにいた人間として話がしたくて、また相手が国高生ですから、彼らには期待をしてしまうし、本音でぶつかりたい。でも年齢も半分以下、相手は合唱初心者の超若者なのだから、ほんとうはそれには無理があるのかもしれないけど、それでも歌を歌うにおいて理想だと思うこと、大切だと思うことを思いっきりぶつけてみる。わかってくれる子ばかりじゃないと思うけど、何か彼らの心に刺激となって残ってくれたら、と…音楽部は私にとってそんな場所なのですよね。


そして明日、金曜日は全然別の大人の合唱団でモーツァルトのレクイエムの合唱指導をします。それから土曜日の昼間にはお茶大生時代に入っていた合唱団、東京大学法学部緑会合唱団(なんというものものしい名前だ)のときの同期の友人たちとの会!! こういうのはわたしはたぶん卒団以来初めてのような。…なにをするかって?誰かの家に集まって、懐かしの歌を歌ったり、飲んだり食べたりするのですきっと! 夜は混声合唱団えんの練習、日曜日は混声合唱団“えん”の東京都合唱祭の本番です。しかしこの一週間の合唱活動の中で仕事になっているのが半分しかないところがむにゃむにゃむにゃ…。


17
日の火曜日は恒例のトナカイの本番でした。ソプラノは初共演の高橋維さん、テノールは渡辺文智さん、ピアニストは近頃共演の多い岡田真歩さんでした。写真提供はソプラノの高橋さんから。高橋さんは学芸大学の大学院から芸大の大学院に進まれ、現在は二期会の研修生をしながらトナカイは3回目の出演だったそうです。音程がよくとてもいい声で、初めて合わせて頂いた『イドメネオ』の2重唱も息ぴったりに歌うことができました。とても明るくてよく喋る子で(笑)姿も美しく、性格も歌手にぴったりですから、これからたくさんの舞台で活躍なさることでしょう。また共演させていただく日が楽しみです。

17juli2012

2012年6月14日 (木)

6月12日 トナカイ

612日はトナカイの出演日でした。最近よくご一緒するソプラノの寺田千絵美ちゃん、それからトナカイデビューのテノール村上公太くん、そしてピアニストは相原郁美さんとご一緒しました。千絵美ちゃんはますます安定して、ベルカントを基本に美しく歌っていました。村上くんは初めての出演で緊張したそうですが、第1ステージから『誰も寝てはならぬ』を熱唱するなど、まさにテノールな感じでした。


村上くんとは、彼が歌う機会が多かったという『カルメン』を選び、第2幕のカスタネットのデュエットから花のアリアまで、千絵美ちゃんとは『ホフマン物語』の舟歌の二重唱を歌いました。両方ともフランス語のものだったので、私はソロの曲もフランスものばかり歌ってみました。


学生の頃はフランス歌曲も良く歌っていましたが、この頃はあまり歌っていません。ドイツ語とフランス語では、音素自体はそれほど離れていないのですが、発音されるときのリズムやイントネーションが非常に違うので、聞いた時の印象がまったく異なります。歌曲になった時に求められる美しさにも、それぞれの良さと特色があります。やはりドイツ・リートならではの良さ、メロディ・フランセズならではの良さというのは、それそのものでないと表現できないものだと感じます。


この春にミュンヘンにいたときにはマリリン・シュミーゲ先生というメゾの方に習っていましたが、あるとき偶然、ミュンヘンの図書館で彼女が歌っているフォーレの歌曲集のCDを見つけました。私が藝大に入学した時に、お茶大のピアノ班というサークルの先生からフォーレの歌曲集の楽譜をプレゼントして頂いたことがあったのですが、そんなことから藝大の学部生の頃はよくフォーレを歌っていました。この頃はフォーレの楽譜もさっぱり開けていなかったのですが、ひさしぶりに、そして先生の歌うフォーレを聞くと、やっぱいい曲だよなぁ、とつくづく感じたものでした。

2012年6月 3日 (日)

6月2日 オペラサロントナカイ

6月2日のトナカイはソプラノの前川朋子さん、テノーレリリコの浅原孝夫さん、ピアノは丸山貴代さんとご一緒でした。


ジョイントリサイタル直前でしたので、リサイタルの曲を歌おうかとも思いましたが、結局全部違うものを歌いました。第2ステージには、モーツァルト劇場で歌う『ウェルテル』のアリアを歌いました。


ひさしぶりにご一緒した前川さんとも楽しく歌えて、また前回もカルメンをやった浅原さんとは、さらに息の合った二重唱を歌えたと思います。



私が歌った曲は以下の通りです。


第1ステージ

モーツァルト『フィガロの結婚』より ケルビーノ~自分で自分がわからないNon so più

モーツァルト『フィガロの結婚』より スザンナとマルチェッリーナの二重唱~お先にどうぞVia resti servita


第2ステージ

マスネ『ウェルテル』より シャルロット~手紙のアリア Werther… qui m’aurait dit la place…


第3ステージ

ビゼー『カルメン』より カルメン ~カルタの歌 Voyon, que j’assaie a mon tour…

ビゼー『カルメン』より 第4幕フィナーレ ~あんたね、おれだ C’est toi… c’est moi

2012年5月25日 (金)

5月24日トナカイ ニューフェイス・ガラコンサート

わたしはもうニュー・フェイスじゃないんですよね。あたりまえか(笑)ということで、524日トナカイのニューフェイス・ガラコンサートは若いお2人の歌手、ソプラノ・リリコの平田 由希さん、バリトンの野村 光洋くんの紹介ステージでお手伝いをさせていただきました。テノールの青地 英幸さんと私が助演という形でサポートに入りましたが、MCなどのほとんどのサポートは青地さんがしてくれました。私はほとんど何の役にも立っていなくてごめんなさい。リハーサルの様子がトナカイのHPに載っていますが、 本番の時の写真もそのうちアップされるでしょう。

http://www.opera.co.jp/news_24.html#news_24

トナカイは通常ステージは3人体制なので、リゴレットの4重唱などはふつうレパートリーに入りません。私はこの曲はたぶん二期会の研修生だったとき以来歌ったことがなくて、歌詞がちゃんと入っているかとても心配でした。重ねて言えば蝶々さんの二重唱も、セヴィラの二重唱もひさしぶりだったので、同じくらいどきどきしました。コジ・ファン・トゥッテに関しては何度も何度も歌っているので歌詞なんてちっとも心配じゃないのですが、そうすると重唱だけじゃなくてシーンでできたらいいなぁなどと思いましたが、それでも美しい重唱ばかりを取り出して演奏するのは良いものです。 


リサイタルの合わせも回を重ねています。

スペイン歌曲のレッスンにはやはり伺って良かったです。この舞曲がどういうリズムのものなのか、スペインの市場はどんな雰囲気なのか、ジプシーのメンタリティはどうなのか、などなどということは、その空気の中に長くいらした方に伺うと非常に説得力があります。

「このブレリアスのリズムのなかで、アクセントはゴルペだと思って。」

ブレリアスというのはフラメンコの音楽のひとつで、私もフラメンコを習っていたことのある短い期間にその言葉を聞いたことはあるのですが(笑)サパテアード(踊りながら足で打つリズムのことです)をさっぱり覚えてないので、ほとんど役に立たないアドバイスだったかもしれませんが…。

フラメンコのサパテアードには何種類かあるのですが、「ゴルペ」というのはかかとを使って足の裏全体で床を叩くことを言います。フラメンコの靴には裏にくぎが打ってあり、強く足を打つととても強い音がします。強い絶望などをあらわすのにとても効果的です。もちろん、フラメンコは絶望だけを踊るわけではありませんが。


たとえば私は音楽をやっているし、また語学も少し勉強していますが、音楽や語学などを極めようと思うなら、その文化のすべてを知らないと完璧にはなれないのでしょう。ということになると、すべてを完璧にすることはほとんど不可能なのですが、「完璧」ではなくても、私の理解した世界、私の感じた世界を歌いたいと思うし、そのことにも意味があると信じて努力したいと思います。なにしろ美しい詩と歌を歌えることは幸せなことです。

2012年4月24日 (火)

4月23日 トナカイ

そして423日にはトナカイの出演。

昨日のステージの共演は、コロラトゥーラ・ソプラノの中島寿美枝さん、テノーレ・リリコの川久保博史さん、歌い手系ピアニストの(笑)神保道子ちゃんでした!

わたしが歌った曲だけ、自分の記録のために書いておきます。

1ステージ

三好達治 詩  中田喜直  作曲  「たんぽぽ」
モーツァルト 作曲 『フィガロの結婚』より 手紙の2重唱


2ステージ

パーセル 作曲 『ダイドーとイーニアス』より ダイドーのアリア わたしが土に横たわる時
ヴェルディ 作曲 『椿姫』より 2重唱 パリを離れて で、一言だけアンニーナ(笑)


3ステージ

リヒャルト・シュトラウス 作曲 「明日」


イタリアーノの熱い歌を歌われたお2人の間で静かな曲が多かった感じでしたが…パリアッチの「衣裳をつけろ」を伴奏しながら号泣してしまった神保ちゃんの、また歌を歌う美しいピアノの音色に支えられて、歌曲も気持ち良く歌うことができました!


そうですよね、ヴェリズモオペラと、バロックのレパートリーとドイツリートと、歌手だったら同じ日に本番で歌うのは、喉の健康のためには難しいかもしれません。ピアニストさんは楽器が体の外にありますけど、それでもメンタルとしてはきっと大変ですよね!神保ちゃん、お疲れ様!!


次回のトナカイは5月24日の、新人紹介企画です。若手を紹介する企画ステージですが、私も初めて共演するお2人。これも楽しみにしています。

2012年3月25日 (日)

3月22日 トナカイ

さて、312日に帰国しました。午前中に成田空港に到着しましたが、その日の午後に現代もののオペラのお稽古がありました。

私は微分音は初体験で、それに「無調」というものには全く馴染みがないので、譜読みもどうしたらいいかわからないくらいだったので、実質ほとんど手つかずで稽古に出てしまったのですが、稽古に出てみたら他の歌手の方たちが素晴らしく歌っていらしたのと、特にタイトルロールの宮本益光さんは、私には完璧としか思えない歌唱をしていらしたので、まったく圧倒されてたじたじになりました。

とりあえず4分の1音、4分の3音はとなりの半音に寄せて音を取っておいて後で調節したらとか、まず言葉とリズムだけしっかり取っておいて後から音を当てはめたらという、よく考えたら当然のアドバイスを頂いて、はじめの一歩のオリエンテーションを頂いた、という形になってしまいました。そうですよね、「わかるところから始めないと一歩も進めない」なんて、考えればわかることなのに、まったく何もできなかったなんて、まぁ何も考えてなかったということだ、と思って凹みましたが、本番まではまだ半年くらいあるので、恥ずかしくないように勉強しておかなければ、と思いを新たにした次第です。

そしてオペラサロントナカイの3月の出演も終了しました!3月の出演は22日、あいにくの雨でしたが、たくさんのお客様にいらして頂きました。どうもありがとうございました。

共演はソプラノの寺田千絵美ちゃん、バスの斉木健司さん、ピアノは岡田真歩さん。歌手のお二人とはドイツにいる間から重唱曲を相談して、斉木さんとは千絵美ちゃんと合わせて『コジ・ファン・トゥッテ』の3重唱、千絵美ちゃんとは『カプレーティとモンテッキ』の2重唱をしようと打ち合わせてありました。ベッリーニは曲が長いのでトナカイの通常ステージでは寸法的に心配でしたが、時間はオーバーだったけど、なんとかなったような。とにかく、久しぶりにロメオが歌えて楽しかったです。

当日私が歌った曲は以下の通りでした。



1ステージ

リヒャルト・シュトラウス「献呈Zueignung

リヒャルト・シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』より

作曲家のアリア 仲直りしましょう! Sein wir wieder gut.


2ステージ

ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』より

ロメオのアリア もしもロメオが戦いであなたの息子を殺したとしても。Lieti in dolce incarco   Se Romeo tuccise un figlio

ロメオとジュリエットの2重唱 「ああ、僕のジュリエット!」「ああ!ロメオ!」 “Ah, mia Giulietta! Ah! Romeo


3ステージ

マスネ『ウェルテル』より シャルロットの手紙のアリア 

ウェルテル…誰が知っていたでしょうか。Werther, qui maurait dit la place

モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」より 三重唱
風はやさしく Soave sia il vento




4月の出演日は23()です。今度はなんの重唱曲をしようかな。また良い曲を探して歌いたいと思います。

2011年12月17日 (土)

12月16日 トナカイ

トナカイも今年3回目の出演でした。2カ月に一度のペースで出演させて頂いています。昨夜の公演では、ソプラノの福田玲子さん、テノールの東小野修さん、ピアニストの松本康子さんとご一緒させていただきました。最近の本番には珍しく、共演の方々が全員先輩でした!玲子さんは学生時代によくお聴きしていましたが、学校を出てからはじっくりお聞きしたことがなかったような。東小野さんとは初共演でした。

昨日私が歌ったのは以下の通りです。

R.Strauss “Allerseelen” 万霊節

W.A.Mozart “Canzaonetta sull’aria”  di Le nozze di Figaro 『フィガロ』より~手紙の二重唱~

J.Massenet “Va! laisse couler mes larmes” de Werther 『ウェルテル』より~涙のアリア~

R.Sreauss Komponist von “Ariadne auf Naxos” 『ナクソス島のアリアドネ』から作曲家のアリア

G.Bizet „Seguidilla“ de Carmen 『カルメン』よりセギディリヤ

昨夜のステージの第1曲目には玲子さんが、マスカーニの『カヴァレリア・ルスティカーナ』の間奏曲に由来しているAve Mariaを歌われました。玲子さんが超高音もお持ちなのにもかかわらす、中低音もしっかりしていらして、学生の頃からハイ・ソプラノのレパートリーからメゾ・ソプラノのレパートリーまで何でもお歌いだったのは重々承知ですが、どの音域にもしっかりと声を合わせるテクニックとか、あとなんていうんでしょうか、表現の貫録のようなものに圧倒されて、第一曲目から心を奪われてしまいました。

東小野さんは初共演だったのですが「すごいかっこいいよ~❤」というピアノの康子さんの言葉にたがわず、重厚なテナーの声と音楽性と雰囲気のある演技力でやはり素晴らしい歌唱を聞かせてくださって、お二人が歌っているときに袖で待っていると、姿勢を正さなければいけないような気持ちになりました。

近頃は若い人たちと共演することが多くて、ぴちぴちしたエネルギーとか、みずみずしい声の余力などを羨ましく感じたりすることも多いのですが、経験のある先輩方との共演も素晴らしいことです。まだまだ頑張って勉強しなくちゃいけないなぁ、と思いを新たにしました。

終演後「他に本番がありますか」と聞いてくださったお客様がいらしたのですが、トナカイは12月はお休みするし、オペラも近々はないので、「しばらくはありません。あらためてご連絡します」とお答えしてしまったのですが、そういえば明日、大船の栄光学園でメサイヤを歌うのでした!! 忘れちゃうなんて私、ひどいですね。本番後とか、初めての方とお話しするときとかは、緊張して、話そうと準備していないことは、何もかもすっかり忘れてしまったりすることがあるのです。このページを見てくださったら良いのですが…。明日は栄光学園の聖堂でメサイヤ演奏会です。14時開演だそうです。聖堂はちょっと寒いかもしれませんが、素敵なクリスマスコンサートになりますように。

2011年10月14日 (金)

10月13日 トナカイ『カルメン特集』

あー、楽しかった!客席も盛りあがった気がする!常連さんが絶妙にBravo!の声を掛けてくださったりすると、私たちもテンションがあがります。意外と時間がかかってしまって、第二幕の二重唱はホセのアリアまでしかできなかったのが残念だけど、それでもかなり歌いました!

坂野早苗ちゃんのMCも要を得ていて上手だったし、浅原さんもいい声だったし、楽しかったなー。

やっぱり歌い手は歌ってこそだし、歌う場があってこそ、聞いてくださる方がいてくださってこそ、ですものね。本番で歌ってみてはじめてわかること、お客様のお顔を見ながら歌ってはじめてわかることもあるし、やっぱり本番は大事です。どうもありがとうございました!

『カルメン』はまたやりたいね!とみんなで話したのでした。そして次の機会はなにをやるか、期待がふくらみます。

2011年8月20日 (土)

ひさしぶりのトナカイ

ソプラノの寺田千絵美ちゃんに声をかけてもらわなかったら、またトナカイで歌おうとは思わなかったかもしれない。トナカイは共演者を希望して出演日を組んでもらうこともできるし、お任せで出演日を決めて頂くこともあるし、だから偶然の要素もたくさんある。このピアニストさんだったらこんな曲を一緒にやってもいいかな、と思ったり、この歌手と一緒だったらこの重唱をやろうかな、と思ったり、あるいはその日の天気とか、お客様の顔ぶれで曲をちょっと変更したり、といろいろ空気を読みながら選曲したリもできるので、おもしろいと同時にスリリングな部分もある。

私は久しぶりだったので、お誕生日のお祝いの歌の段取りとか、当日のプログラムの提出とか、新しいことにドキドキしたけれども、慣れている共演者さんたちに何とかついて行きました。

ひさしぶりの本番は、やっぱり緊張しますねー。袖に座っていると、必ず「歌詞を全部忘れちゃった!」と思うんですよね。オペラの時も時々あるけど、オペラは大体1ヶ月くらい立ち稽古をするのでそんなに怖くないのですよね。でもコンサートの場合、舞台ではほとんど練習をしないので、会場にはいってあたらしく見える景色の中で、頭の中がすっかり空っぽになっちゃう気がするのですよね。「全く歌えなかったらどうしよう!」という気持ちになるのですが、「そんな筈はない、ちゃんと練習したし、言葉は入っているはずだし、そんなこと考えるのはやめよう」と思って、あるところで(時間切れで)あきらめて舞台に向かうのですよね。 

でも全然心配してないようなときに、本番中歌詞が落ちちゃったりすることもあるし。性能の悪い頭って、残念ですね。でも昨日も間違えないで歌えてよかった(レベルの低いことを言って本当に申し訳ないのですが)。

本番の録音をとっていたけど、ちょっと胸声の割合が多かったかな。それに、すごく響く会場なのに、強く歌い過ぎたかも。いちばん良い響きにするためには、もうすこし抑えたほうが良かったかもしれません。録音機がどのくらい音を良く拾っていたかわかりませんが…。日々是勉強です。

8月はもう本番がないのですが、9月に入ると第1週目はアーツ・カンパニーの音楽教室のお仕事で中国地方に行きます。12日は別件で静岡の中学校で音楽教室、18日は日本声楽家協会のオペラ・ファクトリーのコジ・ファン・トゥッテ第2幕、そして24日はあらかわバイロイトの『神々の黄昏』、26日からまたアーツの鑑賞教室で中国地方(2週間!)、と予定が続きます。

いままで鑑賞教室は「これを歌ってください」と言われるままに歌うことが多かったのですが、12日の本番は演奏曲目がお任せなので、ピアニストの佐藤美佳さんと一緒にプログラムを考えています。クラッシックばかりにならないように、ディズニーや、アンジェラ・アキさんの『手紙』など初挑戦したい曲もあり、そうですね、かなり楽しみにしているのです。武満あり、中田喜直あり、オペラのアリアも重唱もありです。歌いたい曲が多くて、曲目を絞るのが大変です。